リングエ・ディ・ガットとルッカ
イタリア語で「猫の舌(Lingue di gatto)」という意味の薄焼きクッキーで、イタリアのラングドシャです。サクッと軽くてしつこさがないのでついつい食べ過ぎてしまうことも。余ってしまった卵白の消費にも力強い味方です。レシピでは口金を使って生地を絞り出していますが、口金がなければ、スプーンなどでベーキングシートに落として焼いても大丈夫です。
私にはイタリアでどうしても食べてみたかった他の薄焼きクッキーがありました。ブリジディーニと呼ばれるお菓子で、クッキーというよりはチップスです。旅も中盤に差しかかる中、それをトスカーナのルッカで見つけることができました。
その日のルッカはお祭りで、メルカートの屋台で買うことができたのですが、一袋が大きい。それでもぺろっと平らげてしまいましたが。ほんのり甘くて香りのいいお菓子でした。
ルッカは城壁に囲まれたトスカーナの小さな町。城壁の上は歩くことができるので、町を見渡しながら一周しました。町の人たちもサイクリングや散歩を楽しんでいます。
材料
- 薄力粉 40 g
- グラニュー糖 40 g
- 生クリーム 80 g
- 卵白 2個
準備
- オーブンを150度に設定する(電気オーブンの場合は20~30度高めに設定してください)
- 粉類をストレーナーでふるう
作り方
- 卵白をほぐし、グラニュー糖をひとつまみ加えてかたいメレンゲを作る
- 薄力粉と残りのグラニュー糖を混ぜ、生クリームを少しずつ加えてホイッパーですり混ぜる
- ②の生地にメレンゲを3回に分けて入れ、切るように混ぜる
- サイズ9の丸口金で細長く絞り、140度に落として20分焼く
クッキーは密封容器に入れて保存してください。
卵白は冷たいものを使った方が泡立ちやすいです。
メレンゲに砂糖をほとんど入れないので、生地を作って絞るときに生地がゆるくなりやすいです。手際よく作業をしてオーブンで焼いてください。