ドイツのロシア風チーズケーキのレシピ
ドイツで一番おいしいケーキとおすすめされたRussischer Zupfkuchenは、ロシアと名のついたチーズケーキ。ココア味のクッキー生地を器にしてフィリングを詰めたベイクドチーズケーキです。飾りに余ったクッキー生地をちぎって模様にするところも特徴的です。向こうではクワルク(Quark)という無脂肪のフレッシュチーズを使うらしいですが、水切りヨーグルトやリコッタチーズでも代用できるそうなので作ってみました。低脂肪のチーズとレモンで、見た目とは裏腹なさっぱりといただける爽やかなチーズケーキです。
クランブル生地で作るタルトが簡単でハマっているので、アーモンドパウダーも入ったココア風味のクランブル生地でも作ってみました。見た目からそぼろケーキと命名されてしまいましたが、こちらもおいしかったです。
その他のチーズケーキのレシピ
イタリアのひき肉入りクッキー
ちなみに、ケーキではありませんが、イタリアには本当にお肉の入ったクッキーがあります。Mpanatigghi di Modicaと言われるクッキーで、南イタリアのシチリア州ラグーザ県にあるモディカの伝統的なクッキーです。フィリングに牛ひき肉、アーモンド、クルミ、チョコレートと、シナモン、クローブなどのスパイスが入ったクッキーになります。知らずに食べてやや違和感は覚えたものの、なかなかお肉だと気づけませんでした。
材料
ココア風味のタルト生地
- バター(常温) 60g
- グラニュー糖 40g
- 塩 少々
- バニラエッセンス 少々
- 卵黄 10g
- 強力粉 90g
- ココアパウダー 20g
- ベーキングパウダー 1g
チーズフィリング
- リコッタチーズまたは水切りヨーグルト 250g
- グラニュー糖 70g
- バター(溶かす) 80g
- 全卵 1個
- バニラスティック 1/2本
- 薄力粉 10g
- レモンの皮のすりおろし 2g
- レモン汁 1/2個(※リコッタチーズで作る場合のみ)
準備
- オーブンを150度に設定する。(電気オーブンの場合は20~30度高めに設定してください)
- 粉類をストレーナーでふるう
- タルト型の底に丸く切り抜いたベーキングシートを敷く
作り方
ココア風味のタルト生地
- バターをポマード状にし、グラニュー糖、塩、バニラエッセンスを加えてホイッパーで白っぽくなるまでよく混ぜる
- 卵黄を混ぜたら強力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーを加え、スケッパーで生地をボウルにおしつぶすようにして混ぜる
- 大小のかたまりができたら軽く練ってひとまとめにし、ラップに包んで厚さ2cm程に整え、冷蔵庫で休ませる
チーズフィリング
- リコッタチーズまたは水切りヨーグルト、グラニュー糖と溶かしたバターをホイッパーで混ぜ合わせてなめらかにする
- 全卵、鞘から取り出したバニラビーンズ、薄力粉、レモンの皮、レモン汁を加えて混ぜ合わせる
組み立て
- 休ませておいたタルト生地を手で捏ねて柔らかくし、ラップで挟み、麺棒で丸い形に伸ばす
- タルト型に敷き余分な生地をナイフなどで切り落とす
- 余ったタルト生地をまとめたら、ラップに挟んで、麺棒で厚さ1~2mmに伸ばす
- 型にチーズフィリングを流しいれ、余ったタルト生地をちぎって表面に飾る
- 150度で40~50分焼き、完全に冷めたら型から外す(タルト型の周りを、お湯で濡らした布巾で温めると外しやすいです)